明治三十七年に完成した福知山〜新舞鶴間の官設「舞鶴線」の燧道、橋梁などには多くのれんがが使用されており、今も当時の構築物が現役で活躍しています。国登録文化財となっている北吸燧道(赤れんがトンネル)は昭和四十七年に廃線となりましたが、自転車・歩行者専用道路として整備されました。トンネル内は夏でも涼しく、レトロな照明が独特の雰囲気を作っています。全長百十メートル、れんがの積み方は地震に強いイギリス式です。ほかに伊佐津川橋梁や舞鶴線第一真倉トンネルなどにもれんがが使用されています。これらの鉄道構築物から見つかったれんがには、数種類の煉瓦製造会社の刻印が入っており、突貫工事であったため、多くのところから供給されたことがうかがえます。生産遺跡とは、鉱工業生産に関係する遺跡のことです。陶磁器などを焼いていた窯跡、石や鉱物を掘り出したり加工していた遺跡、製鉄・鍛冶跡、製塩遺跡などが挙げられます。京丹後市弥栄町溝谷にある奈具岡遺跡は、弥生時代中期の大規模な玉作り工房跡です。この遺跡からは、碧玉・緑色凝灰岩・水晶などの原石、玉製品の生産工程の各段階を示す未製品や、工具類などが数多く出土しました。注目は、水晶製小玉や碧玉奈具岡遺跡玉類・工具類製管玉といった玉類の生産で、原石から製品までの二貝した玉作りが行われていました。国内有数の規模と古さを誇るもので、出土品は国の重要文化財に指定されています水晶製の玉類の製法とともに、中国や朝鮮半島から鉄製の工具も伝わったと見られ、かなり古くから鉄加工の技術を持っていたことが分かります。
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夕日ヶ浦温泉「坂本屋瑠璃亭」