最難関の私立中高一貫校を卒業

2011-03-22

「長男が幼稚園に入園したころから、家内が受験についてとても気にしていたので、実家の両親や親戚にそれとなく頼んではいました。でも、それも女房にうるさくせっつかれてしかたなくという感じでしたね。三十代の下っ端で、しかも銀行は転換期で煩雑な仕事が山積み。とても、子どもの学校まで気が回りません。朝七時に出かけて、毎晩深夜帰りですからね。女房のいらだちがつのるのは手に取るようにわかってはいましたが、せいぜい私にできるのは、学校に顔がきく紹介者を見つけてきて、一緒に挨拶にうかがう程度でした」Oさん自身は中学受験と大学受験を経験している。最難関の私立中高一貫校を卒業し、大学は慶應に進んでいる。そこまで聞くと、ものすごいエリート・コースを歩んでいるように思える。育ちも学歴もピカピカではないか。ところが、どうもOさんは東大に行かなかったことに微妙なコンプレックスを持っているようなのだ。もちろん口には出さないが、息子と娘の学校を語るときの言葉のはしばしに私はそれを感じた。

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