リハビリメイク、すなわちメイクアップ・セラピーという手法は、美容医療に頼る前に、一度その可能性を考えていいかもしれません。手術というのは、われわれ医師が、「うまくできた」とか、「よい結果だ」と思っても、患者さんにしてみれば、「何だ、元に戻ってないじゃない」「傷跡は消えないの?」「やっぱり手術した印象が残っている」など不満が残ることがあります。そして、それが原因で社会復帰できなかったり、引きこもりがちになってしまう人もいます。そんな手術の限界を補ってくれるのが、メイクアップではないかと私は考えています。メイクは気に入らなければ消せばいいのでお互いに楽です。今までの欠陥部位を隠すだけのメイクなら、いろいろと既存のものがあります。しかし、知人でもあるかづきれいこ氏のリハビリメイク(かづき氏の登録商標)は、隠すという意識を後退させ、活力のあるメイクを正常な部分も含めて施すという前向きの概念です。美容医療に限っていえば、精神的な問題で実際にはメスを入れたりしない方が良いような人に、リハビリメイクを試すと、手術を回避できることがあるそうです。例えば、醜形障害などの方です。また、美容医療にメイクを付け加えることで、若返りにもよりよい効果が発揮されるでしょう。