アジアハイウェーを辿るバスを選べるのか

2012-01-14

バスは暗い山陽道を西に西にと進んでいった。狭い座席がしだいにきつくなってくる。あれは何時頃だっただろうか。吉和というサービスエリアでバスは小休止をとった。僕はバスを降り、そこにあった地図を見て、「しまった」と唇をかんだ。日本のアジアハイウェーは、大阪から山陽道を通って博多に向かっていた。しかしバスは近い道を選んだのか、中国道を走ってしまったのだ。途中、広島という表示を見て、てっきり山陽道を走っていくものだと思っていたのだが、うとうととしているうちに中国道に入ってしまったらしい。

[注目サイト]
瀬波温泉の温泉・露天風呂のある宿・ホテル - じゃらん温泉ガイド
http://www.jalan.net/onsen/OSN_50202.html

厚木・海老名周辺のビジネスホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/biz/140000/LRG_141100/

静岡ホテル 時之栖 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad325208/

事前に確認する必要があったのだ。これからの道が案じられた。トルコまでどんなバスが待ち受けているのかはわからないが、人が住んでいるかぎりバスはあるはずだ。しかしそのバスが、アジアハイウェーを辿ってくれるのか、乗る前に確認しなくてはならない。言葉の通じない国々でそんなことができるのだろうか。考えてもしかたなかった。狭い座席だが、なんとか寝ることだと、腰をずらし、膝を前の座席の背に押しつける体勢をつくる。こうすると少し腰が楽なのだ。いつからか、こんな車中での睡眠術を身につけてしまった。しかし眠りが深いわけではない。腰はずるずると動き、しだいにその体勢がつらくなってくるのか、すぐ目が覚めてしまう。そんなとき、バスの窓にあの虫が見えてしまうのだ。この虫を友だちにしなければいけない日々がこれからどのくらいつづくのだろうか。旅はまだはじまったばかりなのだ。