複数住宅所有の出現

2011-12-30

持家ストックの堆積は、付加住宅の所有による複数住宅所有の出現と増加という新しい現象を生む。付加住宅とは、住んでいる住宅とは別に所有している住宅を指す。付加住宅の所有者はバスターよりもブーマーに多く、東京圏のブーマーでは二七%、同バスターでは一七%、大阪圏のブーマーでは二九%、同バスターでは一九%であった。付加住宅を増やす要因の一つは住宅相続である。住宅相続を受けたグループでは付加住宅の所有者がとくに多く、四九%と約半数に達する。

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持家を取得し、そのうえで住宅を相続した世帯は、そのどちらかを付加住宅として保有する傾向をもつ。住宅相続がこれから増えるとすれば、付加住宅がいっそう増大すると考えられる。ブーマーでは、バスターに比べて、住宅をすでに相続したケースが多いことから、付加住宅を所有する者がより多くなる。これに加え、転勤などのために移動する世帯は、持家を処分せずに付加住宅として所有し続ける場合がある。年齢の高いブーマーでは、転勤の経験がより多く、それが付加住宅の所有率を高める一因になっている。