本を読むための回路

2011-02-17

本を読むための回路も脳にできるが、その前に文字を覚える訓練がある。その最初の段階を通して、脳の中にどのような回路ができるのかを見ていきたい。私たちが言葉を覚えるときは、まず耳からである。そして、文字との一致を目で見、さらに口に出すことによって耳で再確認して覚える。最初、おかあさんやおとうさんが話すのを聞いて、口真似で言葉を発する。先ほど説明したように、側頭葉には聴覚の中枢があり、それに重なってウェルニッケ野という言語中枢がある。この部位は言葉を聞いて理解する働きを担っている。また、言葉を話すには発声ということが必要である。口や舌や喉の筋肉を動かし、声帯の形を変えるには、大脳の運動野が関与している。前頭葉の運動野には、口の周りの筋肉を司る神経群があり、これにかぶさってブローカ野という発話に関する言語中枢がある。これら。ブローカ野とウェルニッケ野との相互協力で言葉を耳で聞いて、声に出す。

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